アオウミガメのぬいぐるみ

ウミガメはオーストラリア近海一帯に分布し、世界で７種類のウミガメのうち、実に6種類のウミガメがオーストラリア周辺の海域で見られます。

残念な事に、近年の海水汚染や生育環境の変化、密猟、また漁獲網に絡まってしまい命を落としてしまうウミガメの数も増え、彼らの生育数は極端に減り続け、絶滅の危険に晒されています。

現在オーストラリアでは、6種類全てのウミガメを保護動物に指定し、ウミガメたちの生育数の減少を食い止める活動も行われています。

ウミガメは非常にゆっくりと成長する生き物で、通常繁殖が可能になる「大人」になるまで約30〜50年かかるそうです。

ウミガメは大きさが45〜120センチ程になりますが、エザは主に海草類です。幼年代は一つの海域に生息しますが、成長すると、おそよ3000キロにも及ぶ壮大な海の旅へと旅立ちます。

オスのウミガメは一生を海中で過ごす一方、メスのウミガメは産卵時のみ砂浜に上がって来ます。メスウミガメたちは、毎年自分の生まれた砂浜に産卵に戻ってきます。

これは、卵からふ化した時に、磁場線から、地球上の位置を本能的に読み取り、また「海水の香り」も頼りにして同じ場所に戻ってくると考えられています。

ウミガメは産卵時、浜の小高い部分を見つけると、ヒレを器用に動かして砂浜に穴を掘り、100個前後の卵を穴に産み落とします。産卵後、再びヒレで卵の上に砂をかけ、穴を埋め戻します。

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