タスマニアタイガーのぬいぐるみ

和名フクロオオカミと呼ばれるタスマニアタイガーは、サイラシンとも呼ばれ、学名のThylacinus cynocephalusは「頭がオオカミでお腹に袋のあるイヌ」と言う意味があります。

タスマニアタイガーは、少なくとも2200年前まではオーストラリア本土とニュー・ギニア一帯に広く生息していた事がオーストラリア先住民族アボリジニの残している壁画や、発掘された化石などからわかっていますが、ディンゴ（外来種として持ち込まれその後オーストラリアで定着した野生犬）との生存競争と外敵に脅かされ、やがてオーストラリア本土から姿を消す事になりました。

その後タスマニアタイガーは、本土から離れている「タスマニア島」にのみ生息していましたが、1800年代初頭のヨーロッパ人入植からたった100年の間に、入植者たちの狩猟の対象になり、絶滅に追い込まれてしまいました。

タスマニアタイガーはトラ科の動物ではなく、コアラやカンガルーと同じ有袋類です。肉食動物ですが性質は臆病で神経質、同じタスマニアに生息するタスマニアデビルとは対照的なのだそうです。

1936年9月7日、タスマニアのホバート動物園で飼育されていた最後の1頭が死亡しました。その後５０年間、確実な目撃情報もなく、正式に絶滅動物と認定されました。

お客さま
タスマニアデビル同様珍しい動物のため、日本では売っていないので、見つけたときは嬉しかったです。